関東

【ハイキング】大仁田山、楢抜山、龍谷山

奥武蔵の ひっそりとした低山を巡る

大仁田山の山頂標の裏側はローマ字山域:埼玉県飯能市:大仁田山505.4m、楢抜山553.4m、龍谷山382m

期日:2021年129日(金)晴れ参加者:高橋仁(単独)

行程:熊谷6:00=飯能市金錫寺駐車場7:30ー唐竹登山口8:00ー四十八曲峠8:25ー愛宕山ー大仁田山9:05ー上赤坂9:40ー素戔嗚神社9:55ー天狗積11:25ー楢抜山11:35ー仁田山峠(昼食)12:00/12:30ー天神峠登り口ー天神峠13:00ー龍谷山13:30ー朝見山ー久保山ー中之坂14:00ー金錫寺駐車場14:10=熊谷16:30

 県外への移動は自粛して、しばらくは埼玉の山を登ることに・・・

埼玉百名山の、釜ノ沢五峰・品刕・破風山に続いて今回は大仁田山・楢抜山を歩こう。飯能市赤沢の金錫寺に車を置かせてもらい、唐竹登山口から登る。鬱蒼とした杉植林が続く急斜面の四十八曲をうねうねと峠まで登り、尾根道を大仁田山に向かう。

四十八曲の坂を登り切った峠の到着

しっかりした道で、道標もたくさんある。細田集落への分岐に祠があり、いぼとり地蔵が鎮座している。昔からの生活道路の峠なんだろうな。

峠道に「いぼとり地蔵が

 大仁田山の山頂は南東に関東平野の展望がるが、霞んでいてよくわからない。急坂を一気に下り下山口まで来ると、伐採工事中で、作業員が「迷惑をかけて済みません!」と何度も言うので「こちらこそお邪魔して申し訳ありません」と言いながら、倒した杉の木を乗り越え、乗り越えて道路にたどり着いた。

素戔嗚神社は長い階段を登った山頂にある続いて楢抜山に登ろう。上赤沢集落を抜けて、素戔嗚(スサノオ)神社の鳥居をくぐる。階段を30m位登って、神社の左が登山口だ。所々が薄い踏み跡のバリルートはアップダウンが多くて展望もない。

天狗積という、浸食で残った岩が積み上げたかのように固まっているピークを過ぎると楢抜山だ。樹間から南西に大岳や高水三山、棒ノ折山などが望める。三角点はあるが、それらしい山頂標が見当たらない。埼玉百名山に挙げられながら、何と不遇な山か!(後でネットの記録を調べたら木の間に小さなプレートが掛けてあった)

奥多摩の大岳が見えた

こちらは棒ノ折れ山

山頂が見つからなかった楢抜山

急な坂を下ると、林道の仁田山峠に到着。ここは日当たりが良くて風もないので、昼食にする。

峠から沢に沿って下ると、廃屋が何件かあり、廃道になった林道に出る。雨水に流され,えぐられてすさまじいことになっている。隆起したなだらかな山が浸食で、沢が、痩せ尾根が、岩壁が作られていく標本を見ながら歩いているようだ。

分岐から天神峠へ登って、もう一つのバリルートに入ろう。龍谷山、朝見山、久保山などいくつものピークがジェットコースターのようにアップダウンしながら続く尾根だ。バリルートとは言え、道は広くしっかりしているところが多く、大仁田、楢抜に比べれば、明るく気持ちがいい。 

城跡の龍谷山には素戔嗚の尊が祭られていた

中之坂という峠からショートカットして下れば、金錫寺の駐車場はすぐそこだ。風が冷たくて、あまり休憩もしなかったので、予定よりも1時間半早く到着。(仁)

 

【ハイキング】釜ノ沢五峰から品刕 2021.1.20

釜ノ沢五峰から品刕(シナシュウ) 

品刕の山頂標

山 域:小鹿野町:釜ノ沢五峰590m(中ノ沢ノ頭)、品刕639.1m、

期 日:2021年1月20日(水)晴れ

参加者:高橋仁(単独行) 

行 程:熊谷7:00=長若山荘8:30→釜ノ沢五ノ峰9:30→布沢峠9:40→中ノ沢ノ頭10:00→文珠峠10:05/10:15➝品刕10:40/11:00➝文珠峠11:45→中ノ沢ノ頭11:50→竜神山12:05➝鉄塔(昼食)12:20/12:50➝兎岩13:00→長若山荘13:30=熊谷15:20

三角点の山頂標の横で

これまでに1000を超えるピークに登ってきたが、「品刕」は変わった名前の5本指に入りそうだ。

ネットで偶然に「埼玉100名山」を見つけて、その中に「品刕」の名前を見つけた時から気になっていたが、コロナ感染で県外への移動自粛要請が出ているので、埼玉100名山未踏峰を登ってみようと思い、手始めに「品刕」。

州の字はもともと刕(シュウ)を使っていたが、刀を刂とも書くことから、刂刂刂と三つ並べて州と書くようになったと言う。なんでこの山が「品刕」と命名されたかはわからない。

長若山荘の駐車場をお借りして、釜ノ沢五峰を目指す。このコースは3回目だ。

三ノ峰からの展望

一ノ峰から順に五ノ峰まで登り、鉄塔、布引峠、開けた展望の稜線歩き、最高峰の中ノ沢ノ頭と一気に歩ける。ここで文珠峠に下って、目当ての「品刕」を目指す。長若山荘の主人が作った、私製の天文台の先が「品刕」への尾根の入口だ。

文珠峠の天文台

落ち葉で薄くなった踏み跡をどんどん進む。軽いアップダウンがいくつかあり、巻き道もあるが、落ち葉が滑って歩きにくい。あっけなく山頂に到着すると、「三角点」と大きく書かれた柱に、小さな「品刕」のプレートがぶら下がっている。名前も変わっているが、標柱も変わっている。なんで「三角点」?   

追記:この二等三角点の基準点名が品藾(ヒンシュウ)だそうです。藾はライとも読み、草ヨモギの意味だそうです。

来た道を文珠峠に戻り、中ノ沢ノ頭に登り返して、竜神山、兎岩、兎岩登山口から道路を長若山荘まで歩いて、本日の埼玉100名山2峰の山行終了。(高橋仁)

兎岩

【その他】高山不動登山道整備

 

高山不動登山道整備(倒木撤去)

山域山名:高山不動尊シバハラ坂登山道萩ノ平茶屋跡手前150m地点

趣旨:登山道の整備を登山者のボランティア活動として行い、登山者の安全な登山を進める。

期日:2021年1月17日(日) 

参加者:L橋本 黒澤 以下他の会所属 瀬下 飯塚  内田

活動記録:西吾野駅入口集合8:40 登山口駐車場8:50 作業現地9:20 撤去作業 9:20から10:00 休憩後下山 登山口駐車場11:00

<天気曇り>現地に到着後、段取りを相談。割合倒木に腐りが入っているので、下の部分から玉切り、通るのに支障のない場所に運ぶことにした。木の心の部分は固いが、チェーンソウですぐに切れた。またバールで割ることもできた。これを繰り返し、徐々に登山道の倒木は少なくなった。一部道に張り出している部分も最後に、2か所切った。この上の部分は立木にしっかり止められているので落ちない。倒木の木片を片付け作業を終了した。

 事前に登山道を管理する飯能市に登山道整備について相談を行い、実施について承認を得て実施しました。また、チェーンソウの使用についてですが、使用した橋本は労働安全衛生法に定める伐木等の業務に関する特別教育を修了しています。安全に十分配慮の上実施しました。当日は日曜日で、10名以上の登山者が登っていきました。  (橋本記)

 

作業前の倒木

チェーンソウによる玉切り

倒木の上の部分の玉切り

切った倒木の片付け

登山道が通りやすくなりました。

 

【積雪期ハイキング】赤城山

雪の黒檜山から駒ケ岳を周回

黒檜山山頂にて

山域:群馬県赤城山 黒檜山1827.6m、駒ケ岳1685m

日程:2021年01月14日(木)晴れ

参加:高橋仁、大嶋

行程:熊谷(別府沼公園)7:00ー大洞駐車場9:00ー黒檜山登山口9:30ー黒檜山頂ービューポイント11:20ー山頂11:30/12:00ー駒ケ岳12:40ー下降点ー大洞駐車場13:40

黒檜山登山口 大洞駐車場から氷結した道路を慎重に歩いて、黒檜山登山口へ。大沼は全面に結氷して、ワカサギ釣りのテントがたくさん張ってある。

雪はかなり解けて、岩が露出しているが、軽アイゼンを着けて出発する。寒くもなく、汗もかかない程度にゆっくり登る。結氷した大沼やアンテナの林立する地蔵岳を眺めながら猫岩を過ぎ富士山のビューポイントを過ぎる。(今日は富士山は見えない)

黒檜山山頂はすぐ先だ

雪の量が増えてきて、最後の急斜面を登れば稜線に出て、すぐに山頂だが、先のビューポイントまで足を延ばそう。

天上は青空がきれいだが、山沿いは雪雲で霞んでいる。袈裟丸、皇海、武尊、榛名、子持、小野子、浅間などはしっかりとみえる。浅間山はこの間の降雪で真っ白に雪をまとって綺麗だ。

風が冷たいので山頂に戻って昼食にしよう。

登り始めた時は、いなかった登山者がだんだんと多くなってきた。さすがに人気の百名山は、平日でもそれなりの人出があるようだ。

長い木段を下る

寒い山頂に長居は無用。駒ケ岳へと移動開始。

花見ヶ原コースの分岐を過ぎると、長い木段を大タルミへと下る。

南側の小沼や駒ケ岳の展望が広がる。五月には駒ケ岳の斜面がアカヤシオでピンクに染まるだろう。

雪のたっぷり残るブナの斜面を登り返して駒ケ岳山頂へ。地蔵岳に隠れていた荒山が地蔵の左から顔を見せている。展望を楽しんだら下山開始。

ブナの斜面を駒ケ岳へ登る

雪のたっぷり残った道や、解けて泥んこになった道をだらだら下って、下降点の分岐に着いた。稜線をまっすぐ行けば利平茶屋からのアカヤシオ尾根バリルートと合流して、アカヤシオの篭山を通過して鳥居峠につながっている。

鉄階段の下り

今日は下降点から、鉄階段の設置された急斜面を大洞駐車場に下山しよう。雪が無くなり、アイゼンが邪魔になるころに駒ケ岳登山口に着いた。大洞駐車場は人も少なく静まり返っている。(高橋仁)

 

 

 

 

 

 

 

【無雪PH】毛無山から節刀ヶ岳

十二ヶ岳山頂から富士山を目 的:富士山の展望と、変化のある険路を楽しむ     

山 域:山梨県 御坂山地 毛無山1500.1m 十二ヶ岳1683m

                                               節刀ヶ岳1736.4m

期 日:2020年12月26日(土)

参加者:L高橋仁 新井浩 駒崎 斉藤

アルバム

天 候:晴れ

行動記録:熊谷駅南口6:00=駒崎宅=東松山=河口湖=大石峠登山口路肩P8:40→淵坂峠9:10/9:20→毛無山10:25→十二ヶ岳12:30/13:00→金山→節刀ヶ岳14:20/14:30➝金堀山→大石峠15:30/15:40→登山口16:50=往路を戻る=熊谷19:10

 12月は晴天が多く気温も低く登山に適しているものの日の出が遅く日の入りが早いので私のような経験不足で貧脚では山選びは難しい、適切な山を選択してくれる熊トレに出会ったことに感謝したい。

 山梨百名山、十二ヶ岳、節刀ヶ岳を目指し冬枯れの明るい日差しの中、登山口を出発昭文社の「山と高原地図」では登山口-淵坂峠-毛無山は破線表記してあり解説では難路と書いてありますが多少の急登はあるものの落ち葉も少なく難路どころか比較的歩きやすい道でした。

へし曲がった吊り橋

 毛無山から西側は様子が一変、一ヶ岳から十二ヶ岳まで番号が掲げられ狭く急峻な尾根の連続で目的の「富士山の展望と、変化のある険路を楽しむ」余裕はなくロープ、鎖にしがみつき、十一ヶ岳の先は、ほぼ垂直の崖をロープ頼りに降下、不安定なつり橋まであり恐怖の連続 必死の思いでどうにか十二ケ岳に到着。西湖、河口湖、富士山等、大パノラマを満喫しながらの昼食、最高のご褒美、大満足。

十二ヶ岳の先の突岩の上で

 十二ヶ岳を出発、いきなり垂直、急降下するロープ場、足場を探りながら25m程慎重に降りる、息が抜けない、ピーク、鞍部の連続が節刀ヶ岳をすぎるまで続く、疲労の蓄積か脚部の内転筋が痙攣、芍薬甘草湯を処方、大石峠からは六十のつづら折れの下り道、 手入れされているのか歩きやすく気分良く駐車場にたどり着く。

 今回の山行は想像以上のハードコースで両神山の八丁コース、秩父の二子山よりタフな山でした、おかげさまで経験値がアップしました。(斉藤記)

【ハイキング】飯能地質見学ハイキング

飯能地質見学ハイキング

山  域:飯能市天覧山、入間川
日  程:2020年12月22日(火)
参 加 者:CL橋本、大嶋、須藤、黒沢、相澤、斉藤、並木、浅見、赤石。
会員8名、お試し山行1名、合計9名
行動記録:飯能市民会館P9:15-十六羅漢9:35-天覧山山頂9:45-飯能市民会館P10:05
     -飯能河原10:15-割岩橋10:30-矢颪凝灰岩11:00-矢川橋11:20
-成木川合流点11:30-成木川上流取水口11:40-飯能南高校北12:00/12:30
   -阿須運動公園13:00-上橋13:15-西武線鉄橋下13:25/13:45
-元加治駅14:00/14:09=飯能駅14:12-飯能市民会館P14:40
〈天候:快晴〉時間通りに集合し、お試し山行の赤石さんの自己紹介とリーダー橋本さんの概要説明を受ける。手描きの図を示しながら入間川周辺の地質の特徴を解説してくれたので地質見学のポイントがよくわかった。駐車場から北へ道路を渡るとすぐに天覧山の登山口である。整備された登山道のまわりにはカシ・シイなどの常緑樹とコナラ・カエデなど落葉樹が混ざる。十六羅漢像が彫られた岩場はチャートの硬い岩盤で秩父古生層の一部である。山頂からは富士山・丹沢・奥多摩・奥秩父の展望が開け、これから歩く飯能の町並みや入間川の様子が間近に望める。市民会館前を通って飯能河原に降り沈下橋を渡って右岸へ。飯能河原より上流は地元では名栗川と呼び、下流は入間川である。整備された河原沿いの遊歩道を下流に向かう。歩行者専用の赤い割岩橋を渡って左岸へ。河岸段丘の縁は雑木林の中の細道である。さいたま緑のトラストの4号地になっている。一度市街地に出て矢久橋の先で河原に降りると矢颪凝灰岩の露頭が観察できる。火山灰が堆積してできたものでチャートに比べると柔らかい。露頭のそばには10センチほどのサヤに入った実をつけたマメ科の大木があり、足下にたくさんのサヤが落ちている。みんなであれこれ考えたがわからない。帰宅後調べたらネムノキらしい。矢川橋を渡って右岸へ。ここから成木川合流点までは川沿いの桜並木を歩く。成木川合流点で新大橋を渡り成木川右岸を500mほど上流の取水口まで遡る。取水口からは下流右岸の水田を潤す用水路が引かれている。合流点まで戻り、加治橋を過ぎると飯能南高校のグランド脇に出る。ここで昼食。阿岩橋を過ぎて阿須運動公園に入る。川の南側は加治丘陵の斜面である。下の方は公園のメタセコイアの林で上部は広葉樹林、所々に仏子層という亜炭を含んだ茶色の泥壁の崖がみえる。亜炭は植物が炭化したもので、戦時中から終戦直後は燃料としてさかんに使われたという。公園から上橋までは昨年の台風の被害で遊歩道が一部削られている。上橋をわたり左岸へ。市街地を歩き西武線の鉄橋をくぐり河原に降りる。鉄橋下の河原はアケボノゾウの足跡化石が発見された場所である。水に洗われてはっきりしないがそれらしいものがいくつかわかる。仏子層の露頭があり、亜炭や植物の化石が見つかる。河原から元加治駅まで5分歩き、電車で3分で飯能駅に戻る。市民会館までは黒沢さんの案内で飯能の町を歩いた。
 今回は地質見学というテーマをもった川沿いのハイキングであったが、橋本さんの解説のおかげで楽しく学びながら歩けた。事前に下見踏査をしていただいたので普段なら通らない道を通ってほとんど計画通りの時間で歩くことができた。ありがとうございました。
 (浅見記)

【ハイキング】赤城山(荒山・鍋割山) 2020/12/13

山  域:赤城山  荒山・鍋割山

期  日:2020年12月13日(日)

参 加 者:【CL】大嶋、須藤、相澤、黒澤、高橋仁、斉藤、橋本、赤坂、豊島、SL  石川、駒崎、新井浩、SL 木村

アルバム

行  程:

 熊谷駅→荒山高原→荒山高原→荒山→荒山高原→鍋割山→荒山高原登山口

  

 

 

 

【ピークハント】栃木県 日留賀岳

日留賀岳

山域山名:栃木県 日留賀岳

期日:2020年12月5日

参加者:L高橋仁 新井浩 駒崎 橋本

アルバム

行動記録:熊谷5:00=羽生IC・東北道・西那須野IC=日留賀岳登山口7:30/45-日留賀岳11:45/12:15-日留賀岳登山口15:15/15:30=往路と同じ経路で熊谷18:00

<天気曇り>塩原温泉街を抜けて細い道を通り、小山さんの家の駐車場に着く。無料で登山者に駐車場を提供している。ありがたい。午後からよくなる天気予報に期待して準備をする。

 南側に高い山がそびえるが前に登った高原山だ。駐車場標高は657mで日留賀岳は1848mなので約1200mの標高差だ。小山宅の脇から北に向かって登り始める。竹林を過ぎ、雑木林を抜ける。木々はほぼ落葉して落ち葉がくぼんだ場所には一杯積もっている。すぐに斜度が急になり、檜の暗い森を登る。

  送電線鉄塔の下に出る。体が温まってきた。ここからは林道歩きだ。斜度のない林道を歩く。比津羅山の東側だ。林道終点広場標高1036mに着き、ここから登山道だ。平らな道を進む。落葉が沢山積もっている。やや下ってから緩い登りの道になる。辺りは落葉松林となる。すでに落葉した直径30cm、高さ20mほどの真っすぐに伸びた樹形がきれいだ。道に小さな朱色の実と黄色い殻が落ちている。ツルウメモドキの実だ。上を見上げると太いツルが落葉松に絡まっていた。

 落葉で踏み後が分からない位で、倒木もありLはルートを見極めながら進む。途中から右に一度、大きく曲がり、尾根になった所で左((西北)に曲がり尾根を登る。ここに注意の看板があり、トラロープが張ってある。真新しいので最近道迷い事故があったのか。確かに道迷い場所の典型的な地形だ。ここからが一番の急坂だと地図にある。息を荒くして、太いブナの森を登る。

 途中一息入れる。木々の間から北に日留賀岳が見える。結構白い。さらに登って行き、1400mを過ぎるころからは、だんだんと積雪が増えてきた。だが新雪で、落ち葉もあるので滑ることはない。檜に似たアスナロの森を抜ける。その上は落葉樹の明るい森で、道の左右に低い笹が生え、その上に新雪が積り、いい景色だ。晩秋というよりも、初冬の山行だ。道に張り出した灌木の雪を振り払いながら頂上を目指す。

 1600mを超える辺りから上は、落葉した木々に霧氷がついて白くなっている。雪が深くなり、吹き溜まりには30cmほどの所もある。斜度はきつくなり、岩や、木の根も道に大きく出ていて丁寧に登って行く。2人の先行登山者を追い越し、私たちが新雪後の初登頂者だ。天気はやはり曇ったままだ。

 そしてやや平坦の道を進んで、小さな石の祠のある山頂に着いた。かなり気温が低いが、風がないおのが救いだ。眺望はあまりない。ここで記念写真をとる。4人とも快調だ。雪の上にマットを敷き、昼食をとる。温かい飲み物が本当においしい。昼食で体を温めた後、往路を下る。

 登り以上に滑らないよう注意し慎重に歩く。雪は滑らないが、泥や木の根が滑りやすい。一度両足をそろえた姿勢で足を前にもっていかれ、地面に座ってしまった。しっかり靴のグリップを確かめながら歩くようにする。西方に光が射している場所があるのに、下山中にそれが近寄ってこない。一度日が射したが直ぐに曇ってしまった。

 ずんずんと下り、途中2回ほど休憩する。天気は予報よりも悪かったと思うが、風も無く、白く輝く霧氷の山、ブナの森が見られ、満足の山行となった。(橋本)

 

 

 

 

 

【ハイキング】奥武蔵 高山不動 関八州見晴台

目的:紅葉の高山不動、関八州見晴台を経て顔振峠を巡る山旅(埼玉労山ハイキング) 

山域山名:奥武蔵高山不動、関八州見晴台、顔振峠

期日:2020年11月28日(土曜日)

参加者:L 黒澤 孝、斎藤順、橋本義彦(当ハイキング総L)、須藤俊彦他14名

行動記録

11月28日<晴れ>熊谷=西吾野駅7:20/8:20-萩の平茶屋9:15/9:22-高山不動10:00/10:10-関八州見晴台10:40/11:10-傘杉峠12:18/12:24-顔振峠13:05/13:15-吾野駅14:20/14:36

 早朝故車は日和田山麓を通り西吾野駅に希望通りの時間に着いた。山に挟まれた高台の駅は強い北風にさらされ寒かった。順次参加者が集まり予定通り挨拶、組み分け、準備体操を行い、役員からいただいたお菓子を携え出発した。

 我らの組は労山役員2名を含め6人である。萩の平登山口から民家の間を抜け、登山道に入る。途中で服装を整えつつ朝の木漏れ日が眩しい穏やかな杉木立の中を歩くと、やがて萩の平茶屋に着く。今はどう見ても廃屋にしか見えず、勿論人もいない。風が強い尾根筋を歩くと道は下り、半分くらい葉がついた大イチョウ前に出る。ここから枝先の紅葉した楓に挟まれた急な古い石段を上ると、高山不動本堂前に出る。この高山不動は1300年の歴史を持つ古刹で関東3不動の一つとの事、不動尊にお参りする。道なき時代にこれだけの建物を作った事に驚く。建物横を登ると風の収まった見晴台に着く。中央に高山不動尊奥の院が祭られ、東京、川崎、横浜の高層建物、光った相模湾、その右には丹沢大山が見える。東京湾の向こうに房総半島がくっきり見える。名前に恥じない景色を楽しみつつ、昼食。出発前に全員で記念撮影し、杉木立の中を下る。傘杉峠に近ずく頃からトレラン者との道の譲りあいが多くなった。聞くところによると翌14時までに100人近い人たちが100㎞を走破するとの事、若い人たちが羨ましいと共に怪我をしないように祈る。車道を歩き顔降り峠の休憩所でトイレ休憩。ここはお店もあり、休憩にぴったり。西に連なる武甲山、伊豆が岳、蕨山等が一望できる。休憩所脇から山道に入り、少し下ると舗装道にでる。国道299を横切り道は自然と吾野の町に入る。ここは吾野宿と呼ばれ昔は秩父と江戸 四谷を結ぶ拠点であり、今もその当時の家屋が残っているとの事。秩父往還として小川町、川越ルートしか知らなかったので、少し知識が増えた。

 吾野駅で役員挨拶と解散式を行い、行事が終了した。我々は電車で西吾野駅に戻り、帰途についた。

 今回のルートはそれ程タフなものではないが、歴史的なものもあり楽しかった。またご一緒した女性の皆さんは最後まで元気はつらつで、驚くと共に関心した。きっと役員さん達が前もってコースを確認、皆さんの体力に合わせ、設定されたのもその一助と感じた。

                               (須藤俊記)

 

 

【ハイキング】榛名山

紅葉の榛名外輪山を歩く榛名山(相馬山)

山域山名:群馬県 榛名山(相馬山)1411m

期日:2020年10月27日(火曜日)

参加者:L須藤 大島 橋本 斉藤

行動記録:かわもと道の駅7:15=関越道駒寄スマートIC7:50=榛名湖湖畔の観光案内駐車場8:30/8:40-天目山9:50/10:00-松之沢峠10:50-ヤセオネ分岐12:00-相馬山12:30/13:10-ゆうすげの道14:10-榛名湖湖畔の観光案内駐車場14:50=渋川IC15:30=かわもと道の駅16:20

 

 

<天候:晴れ>久々の晴天に胸弾ませ、かわもと道の駅を定刻通り出発、距離が短いとのことで渋川ICではなく駒寄スマートICから一般道に入り登山口に向かう。伊香保を過ぎ紅葉の榛名湖湖畔の観光案内駐車場へ到着。ここで登山の装備を身につける。

登り始めるも急登、急勾配、木段が氷室山―天目山-七曲峠あたりまで延々と続く、樹林の間から榛名湖の湖面に写る峰々と紅葉、絵画を見るような景色に思わず立ち止まること度々。ヤセオネ分岐から相馬山へは急登で岩場、鉄梯子、鎖場が続き緊張感に溢れ、とてもスリリング。30分ほどで黒髪神社が鎮座する山頂に着く。関東平野を見下ろし、榛名山の山々見渡しながら小春日和の中ゆったりとした昼食をすました。そして、下山開始、下りの鉄梯子は怖い。ヤセオネ分岐からから一般道のゆうすげの道を渡り湖畔へ行く道を歩く。下から見る相馬山の山容は独特だ、榛名湖湖畔の観光案内駐車場へ到着した。今回の山行は紅葉、湖、それを取り囲む山々、青空、そして変化に富む登山道と最高に楽しめた一日でした。      (斉藤順記)

 

 

 

 

 

 

 

 

【ハイキング】四ッ又山・鹿岳

西上州の奇峰、鹿岳の岩と展望
鹿岳本峰(二ノ岳)山頂

山域:群馬県南牧村:四ッ又山(899.5m)・鹿岳 (1015m) 

期 日: 2020年11月26日(木) 

行 程:川本道の駅6:00=下仁田IC=南牧村下高原P7:20→大久保登山口7:40➝大天狗8:30→四ッ又山9:10→ママメガタ峠10:25/10:40➝鹿岳一ノ岳(南峰)11:50/12:30→鹿岳二ノ岳(本峰)13:00/13:25➝下高原P14:50=下仁田IC=川本16:40

参加:L高橋仁、大嶋、齋藤 

 下仁田ICから南牧村に向かうと、四つの鋸歯のような四ッ又山と、ラクダの背のような鹿岳が見えて来た。今日は、これぞ西上州の山という容貌の二つの山を存分に楽しもう。鹿岳登山口の手前に駐車してから大久保の四ッ又山登山口に戻る。大きな堰堤を超えて、豆潟峠への沢を左に分けて、右の沢を詰めて大天狗峠に出る。四つ又山山頂

 300mの登りで少し汗ばんだので、一息入れてから急坂の尾根を登れば、山伏の石像が鎮座する四ッ又山頂に到着。下仁田の町並みが良く見える。ここからさらにPⅱ、Pⅲ、Pⅳと四つの峰をクリアして、落ち葉がかぶさった、滑りやすい急坂を激下りすれば、広い鞍部のマメガタ峠に下る。少しお腹もすいたので水分と、エネルギー補給をしてから鹿岳を目指す。見晴台から鹿岳を望む

 急な登りやロープの痩せ尾根を繰り返し、鹿岳南峰(一ノ岳)の東崖下に取りつく。ここから岩場を右に巻きながら鞍部に出る。先ず左の南峰(一ノ岳)に登って、昼飯タイムとしよう。木のハシゴを登り、岩を上り詰めて山頂に出る。大きな岩の上に摩利支天の石碑がある。西上州の稲含山、小沢岳、桧沢岳、そして赤城、武尊、榛名などを望みながら、湯を沸かし、ゆっくりとコーヒーと昼食をとる。南峰山頂にて

 さあ、次は鞍部に戻り本峰(二ノ岳)に登ろう。20段の木のハシゴと鎖で岩の急斜面を登って本峰に登頂。「鹿岳山頂」標識のある山頂は、藪がうるさいが、少し先の岩場まで行くと、両神山、奥秩父、南八ヶ岳、浅間などの眺望がすばらしい。しばし山座同定を楽しん出から下山に掛かろう。

鞍部から南峰を望む本峰の20段ハシゴ 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 鞍部に戻り、南峰取り付きのハシゴの右側から南の沢に下る。ザレて滑りやすい道で何度か尻もちを突きそうになりながら杉の植林帯を下ると、沢道が大雨で流されて荒れている。赤布を確認しながらようやく下高原の無人家の脇を抜けて駐車場に着いた。(仁)四ッ又山から望む鹿岳と浅間山

【ハイキング】高王山、戸神山

目的:眺望を楽しむ 

山域山名:上州 高王山765.9m、戸神山(石尊山)771.6m

期日:2020年11月18日(水曜日)

参加者:L 木村哲也、SL高橋仁、黒澤 孝、斎藤順、須藤俊彦

行動記録

11月18日<晴れ>川本道の駅8:10=(関越道 花園-沼田)=発知ふれあい広場駐車場9:20/9:30-鞍部10:10-高王山10:27/10:47-鞍部10:56-戸神山11:25/12:45-石尊山観音寺-発知ふれあい広場駐車場13:35-リンゴ店-川本道の駅15:00

 

 川本を少し遅れて車1台で出発。順調に走り玉原スキー場や武尊剣が峰が正面に見える畑地帯の駐車場に一番?に到着した。身支度を整えバードゴルフ設備のある発知ふれあい広場を通り抜け、なだらかな登山道を歩くと子持山が正面に見える鞍部に到着。緑の赤松、黄色いカラマツの木々を見ながら少し登ると高王山頂上に着く。頂上にはNHKと群馬TVの2本の塔がたち展望は良くない。ここにはその昔の山城があり、今も郭、土塁跡が残っているとの事、真田氏に思いを馳せる。鞍部に戻り戸神山に向かう。落ち葉の道は気持ちが良い。所々に赤く色付いた小さな楓が可愛い。山が小さいせいか間もなく先着2名の方がいる戸神山に到着。頂上は広く大山阿夫利神社に繋がる石宮と石灯籠が祭られ、360度の素晴らしい眺望がある。特に熊谷からとは違う赤城山と真正面から見る武尊山が美しい。谷川方面は手前の三峰山に隠れて見えないが白砂山から志賀の山々、浅間山が見える。2週間前に赤城山からみた時に比べ雪が少なく、白いのは日光白根山と朝日岳のみ。この日も暖かくシャツ1枚で気持ち良く時間を過ごす。石灯籠の隙間にぶりき箱があり中の登山記帳ノートにリーダが代表で記帳する。またその箱中に労作の360度の山々名を記したものがあり、あとから来た地元の方からのアシストと合わせて理解を深める事が出来た。また名を知らない小鳥が餌付けされていたのか、パンくずを置くとすぐに近づいてくる。

下りは12干支に合わせてそれぞれの石像がある古刹石尊山観音寺経由で あった。自分は田舎住まいのせいか、田舎の寺社を見ると色々考えてしまう。そこからは一般道を歩き駐車場に戻る。それから少し玉原の方に走り、みんなで玉原リンゴを試食、購入し、帰路についた。

 

                               (須藤俊記)

 

【縦走】西丹沢縦走(平野~菰釣山~加入道山)2020/11/21-22

山  域:西丹沢(菰釣山、加入道山)

高指山の途中から富士山をみる

登山形態:無雪期縦走登山(避難小屋泊)

日  程:2020年11月21日(土)~22日(日)

参 加 者:【 L 】木村、新井浩、駒崎

アルバム

行動記録:

 11/21 東松山6:00=山中湖交流プラザきららP9:05/9:40→高指山11:00→大棚ノ頭12:50→西の丸13:25→西沢ノ頭13:55→油沢ノ頭14:35→菰釣山15:30→菰釣避難小屋16:05

<天候:晴れ>

富士吉田料金所付近から晴れ渡った青空に富士山が大きい。山中湖交流プラザの駐車場に車を止めて出発準備。富士山の東側に雲がまとわりついており、西からの風が強いようだ。平野の街を抜け、高指山のカヤトの斜面を登る。マユミであろうか、赤い実をつけた木が青空に映える。

 

ひと登りで高指山に着く。風もなく穏やかな日で、登りでは汗をかくが、休んでいるとさすがに寒くなる。ここから冬枯した落ち葉が積もった尾根道をしばらく進む。緩やかなアップダウンを繰り返し、昼休憩を大棚ノ頭の手前の日の当たる斜面で取る。小春日和でのんびりしたくなる。ブナの木が多く、実がたくさん落ちている。実を割って中を食べるとアーモンドの味に似ておいしい。いくつか拾って今宵のおつまみを確保する。

 

この先は、大棚ノ頭、西の丸、西沢ノ頭、油沢ノ頭と小ピークをいくつも越えて菰釣山に到着。ここからは富士山が良く見えるが、西日で逆光のため写真では良く映らない。山中湖に光が反射して光っており、今まで歩いて来た尾根もずっと辿れる。行く手には畔ヶ丸が大きい。しばらく休んで、今宵の宿である菰釣避難小屋に向かう。空いているだろうか。

 

日が陰った東斜面を降りると見えてきた。こじんまりした避難小屋だ。ブナの木に囲まれているなかに建っていて感じがいい。中に入ってみると、満員のようだ。大勢の人が居る。何とか場所を空けてもらいもらうが、3密状態。換気のために窓を開けて、入り口の扉にも石をかって閉まらないようにする。人を数えたら5人。我々3人で8人だ。外で夕食を作って食べることにする。小屋前のテーブルを使い、キムチ餃子鍋。温まっておいしい。合間に拾ってきたブナの実を割るが、確率2割くらいしか身が入っていない。外でも意外に寒くなくて良かった。東に小田原であろう夜景が見えた。そうこうしていると更に3名到着して、1人は外にテント泊。避難小屋には10名が泊まることになった。定員は6名程度か。小屋の中のベンチに2名、テーブルの上に1名、板の間に7名。コロナ禍でも皆さん気を使わないようで、やきもきしたが、マスクをして寝ました。

 

 

 11/22 菰釣避難小屋6:20→中ノ丸7:00→城ヶ尾峠7:35→モロクボ沢ノ頭8:45→ジャガクチ丸9:50→白石峠11:00→加入道山11:20/12:00→室久保川出合13:55→和出村バス停14:25/15:15=山中湖交流プラザ前バス停15:50→きららP

<天候:晴れ>
4時過ぎに起きて、外のテーブルでお湯を沸かす。出発は明るくなってからとして朝食、準備をする。6時前にはヘッドランプがいらなくなる程度に明るくなり、東の空がオレンジ色になってきた。皆さんそれぞれ出発して行き、我々も6:20に出発。歩いていると東の空から日が昇ってきた。

 

朝日のあたるブナの尾根道を進み、中ノ丸、城ヶ尾峠などを過ぎる。ところどころにブナの大木がある。モロクボ沢ノ頭で一休み。樹間に富士山が見える。ジャガクチ丸辺りで、行く手に大室山と加入道山が見えるようになった。やがて白石峠に着く。ここは去年の12月に大室山~加入道山を登った時に通ったところだ。加入道山へは0.5kmとある。ひと登りで加入道山に到着。加入道避難小屋を覗いてみると泊まった菰釣避難小屋と同じ作りだ。山頂の風の当たらないところで昼休憩をする。風が出てきて寒い。のんびり休んで、道志への道を下山する。

 

標高が下がるにつれ紅葉した木々が出てくるようになる。やがて林道に出て、道志の湯の前を通り、バス停へ向かう。バスは5分ほど遅れて来て、35分揺られて山中湖交流プラザ前で下車。900円でした。山中湖交流プラザの駐車場は何日停めても1回300円。山中湖の湖畔でほうとうを食べて、混雑する小仏トンネルを避けて、圏央道の相模原IC経由で渋滞知らずで帰宅しました。
(新井浩 記)

 

 

【ハイキング】中倉山、沢入山 2020/11/15

山域・山名:中倉山1530m沢入山1704m(足尾)

 中倉山から男体山

期  日:2020年11月15日(日)

参 加 者:駒崎、新井浩

行動記録:川本5:00→銅親水公園7:20→横場山8:40→中倉山11:35→沢入山12:35/13:35→中倉山登山口15:20→銅親水公園16:10

<天候:晴れ>

  

足尾銅山の山で2019年エアリアにはないルートだが、良い山と聞いて好天の日に行って来ました。

銅親水公園駐車場が出発点、駐車場は1台分空きが有り置ける(下山したときは路駐有)。出発すると足尾銅山跡の荒涼とした風景が目に入ってくる。2つの沢に挟まれた北西に伸びる尾根が今回のルート。その川原にかかる橋を渡り左へ進む。右に回りこんだところが横場山の登山口、とは言っても明瞭な登山道は無くススキ、エニシダ類、ノイバラ、実のつく枯れ草の中、上り難い斜面を直登する。上りきると草原台地(なぜか下にはコケが)になり展望が広がる。進むと三角点があり頂上と分かる。少し下ると中倉山への尾根が現れる。3本見える一番右がルートのようだ。進むとふみ跡は薄いがそれらしき道になってくる。やせた尾根になり右斜面が切れ落ちているところを通過し、ザレ場を巻き、動く岩場を乗っ越し進むと岩場の谷間にあたる。反対側に取り付くのは厳しそうなので止めて戻ることにする。横場山へ登り返して、下りやすそうな尾根を見つけて林道に入る。

 

 

林道から中倉山登山口へ、入り口には赤テープがありそこからジグザクに樹林の中を上る。トラバース道を左見て登りきると尾根上、木々が無いので一気に視界が開ける。数分で中倉山山頂、男体山、日光白根が見えとても展望が良い。予定より50分遅れで済み、風が無く天候が良いので、小休止後予定通りに沢入山(そうりやま)まで行くことにする。展望の良い尾根道です。少し下ると鞍部の笹原に1本のブナの大木(弧高のブナ)、休憩場所になっていて人が多いので写真だけ撮って通過する。

 

 

岩場、ガレ場、歩きやすい笹の道を緩やかにアップダウンして進む。波平ピークにのぼると沢入山が見え程なく到着。頂上はまばらな樹林の中、その先の笹原が休憩適地でお昼にする。我々が最後と思われたが、3人、2人組が後から来てさらに50m先のピークで展望を楽しんでいる様子。我われも後で行ってみる。皇海山、庚申山が良く見える。天気良く1時間もゆっくりしてしまった。帰りは来た路をブナの木で写真を撮りそこから巻き道を通り中倉山のピークは踏まないで戻る。はじめのロスがあったが予定より20分遅れで到着。

展望がとても良い山でまた行きたくなりました。風が強いときは避けたほうが良いです。                             (駒崎記)

 

 

 

【ハイキング】東電歩道(野反湖~切明温泉) 2020/10/24-25

山  域:野反湖、秋山郷切明温泉

東電歩道の紅葉

日  程:2020年10月24日(土)~25日(日)

参加者:新井浩、駒崎

行動記録:

10/24(土)野反湖1512m6:35→地蔵峠1665m7:20→西大倉山1748m9:35→渋沢避難小屋1082m11:30/12:10→馬ノ瀬トンネル1076m13:30→切明温泉853m15:20(最高地点高度1808m)

 

<天候:霧雨/晴れ>

まだ薄暗い駐車場に何台かの車が入ってくる。釣りの人たちのようだ。外の様子は小雨模様でガスで真っ白だ。上下の雨具を着けて出発。白砂山の登山口には、先々週と同じ中之条町の観光協会の人が居り、ちょっと話をする。ここから地蔵峠まではまだ記憶に新しい道だ。この辺りは標高も1500mを超えているので、紅葉はすでに終わり、落ち葉が一杯だ。地蔵峠から切明方面に進み、西大倉山の手前で白いものが舞ってきた。雪だ。標高が上がるにつて、木々の葉の上には薄っすらと雪が積もっている。登山道は、良く刈払いされているが、笹の片斜面は非常に歩きづらい。やがて青空が見えるようになり、山の上の方は真っ白になっているのが見える。振り返ると、晴れ間が広がった青空の下に野反湖が遠くに見える。

 

知らぬ間に西大倉山の山頂を通り過ぎたようだ。針葉樹林から広葉樹の森に替わって紅葉がきれいになってきた。ダケカンバやブナなどの黄葉で明るい森になった。この辺りが大倉坂と呼ばれるところであろう、西大倉山から渋沢ダムにつながる尾根道で、ブナ林がとてもきれいなところだ。紅葉は丁度いい頃で、どこをみても黄葉を中心に色付いている。柔らかな落ち葉を踏みしめて下っていくと、樹間に渋沢ダムが見えるようになってきた。平らになると吊橋を渡りダムの施設と渋沢避難小屋に到着。渋沢避難小屋は3人ほどで一杯の小さな小屋でした。ダムのそばで昼休憩。単独の人が居て、切明からピストンでここまでという、今日会った唯一の人でした。

 

 

ダムの堰堤を渡り、ここから東電歩道と呼ばれる、黒部の下の廊下に似ている、岩壁を削って作られた道になります。紅葉と落ち葉と青空とですごく感じのいい歩道です。水平道と言われるくらいほとんど平らな歩道だが、下を流れる中津川の谷底はかなり深く、灌木がなかったらかなり高度感がありそうだ。歩いて約3時間、紅葉を楽しみながらのハイキングには最適な道が続きました。途中トンネルや、小さな橋などもあり、楽しませてくれ、最後に吊橋を渡って林道に出て、切明温泉に到着しました。

 

 

  

10/25(日)切明温泉7:45→馬ノ瀬トンネル9:45→渋沢避難小屋11:30/11:50→西大倉山13:30→地蔵峠15:25→野反湖15:55

 

<天候:晴れ>

夜のうちは激しい雨音がしていたが、外に出てみると青空が広がっていた。今日は昨日歩いた道を野反湖まで戻る行程。切明温泉を後にして林道に入り、解りづらい登山道へ入ります。すぐに吊り橋を渡り、一気に150mほどの急登をこなすと水平道。昨日よりも紅葉が鮮やかになったように感じる。カメラを持った人とすれ違い、朝早く熊に遭遇したとのことなので、熊鈴をならしながら進むことに。

 

渋沢ダムで昼休憩する。この辺りも紅葉が鮮やか。大倉坂を上ると二人組に会う。切明から西大倉山までのピストンの人たちで、野反湖まで行って見たいと言っていました。西大倉山の山頂ははっきりせずこのあたりだろうと断定し、野反湖を遠くに眺める。対岸の岩菅山から延びる稜線はうっすら雪化粧している。この辺りはすでに落葉し、視界が良くなっている。歩きにくい笹が刈られた片斜面を進み、2度ほど小さな沢を渡渉し、地蔵峠から下りに入り、陽の当たる野反湖畔の駐車場に着きました。

野反湖から切明温泉までは一日コースで、車の回収をしなくてはならないので、一泊の往復コースになってしまいます。野反湖、切明温泉ともに交通の便が悪く、時間的にも費用的にも車での往復コースになってしまいますが、その分を差し引いてもとてもこの東電歩道は素晴らしいコースで、紅葉の時期に切明温泉とセットで楽しむにはとてもお勧めなコースです。

(新井浩 記)

【ハイキング】白砂山 2020/10/11

山  域: 白砂山2139.8m(群馬県中之条町)


日  程: 2020年10月11日(日)
参 加 者:新井浩、駒崎、三島

行動記録:
野反湖登山口第5P6:10→地蔵峠6:55→堂岩分岐8:30一白砂山10:05/11:00→堂岩分岐12:05→八間山13:50→登山口P15:20

<天候:曇り>
駐車場で出発準備をしていると、誰か近づいてくる。なんと三島さんであった。御一緒しましょうと三人で行くことにする。周りの紅葉はちょうどいい頃で白樺が黄色く色づいていい感じ。登山口では中之条観光協会の人が、安全登山の案内、登山届の提出とぐんま県境稜線トレイルのパンフとハンカチを配っていた。出発前に記念撮影をして歩き出す。

 

紅葉した落ち葉を踏みしめながら、すぐにハンノ木沢。半分しかかかっていない簡易橋を滑らないように渡る。歩きやすい道を進むと地蔵峠。切明温泉への道を分けて白砂山方面へ進む。落ち葉の色が黄、赤できれいだ。周りの紅葉を見ながら地蔵山へ到着。何の標識もない。時折見える反対側の山の斜面がきれいに色付いている。堂岩山では雨具のズボンを履く。登山口で、ここから先は雨具を着けたほうがいいよとのアドバイスによる。

 

堂岩分岐から先は、登山道の両側の灌木がせり出してきていて露でぬれる。これが雨具を着けたほうがいいということだったかと納得。しばらく笹原を進むようになり、尾根が細くなってくると紅葉がきれいになってきた。特に北斜面が見事だ。ハイマツの緑の中に赤やオレンジの模様がきれいに散らばっている。斜面の一面とまではいかないが、なかなか見ごたえのある紅葉だ。青空だと映えるが残念ながらあたりはガスで真っ白。

紅葉を楽しみながら白砂山の山頂へ。山頂には単独の人が一人のみ。予定より早く着いたので、のんびり昼休憩する。山頂標識は新しくきれいになっていた。休憩後、堂岩分岐まで戻り、八間山へ向かう。時折小雨模様になるが、たいしたことはなかった。八間山への道は、多少のアップダウンはあるが、歩き易い道だ。笹原を歩く時間が長く、その中に紅葉した木々がありいい感じ。

 

八間山は無人で、相変わらずガスの中。ここから先は下る一方で、ガレた道を急降下。道が穏やかになると、左手に野反湖が時折見える。登山口近くになると、野反湖をバックにカエデなどの赤く紅葉した木々がとてもきれいで足が進まなくなる。このあたりが今回の山行で一番の紅葉ではなかったか。駐車場で三島さんと別れ帰路につきました。

 
(新井浩 記)

【その他】きのこ・木の実山行

山域山名:秩父方面 陣見山・城峰山

期日:2020年9月30日(水)

参加者:L橋本 栗原 須藤 渡辺 新井勇 並木 斉藤

ツリフネソウの群落あり

 行動記録:熊谷7:00⇒円良田湖周辺⇒陣見山8:30⇒陣見山出発9:00⇒       城峰山P着11:50⇒昼食12:00⇒城峰山P発13:20⇒子の神の滝13:50⇒龍勢会館14:50⇒熊谷16:00

<天気晴れ>抜けるような快晴の熊谷を出発、途中花園の道の駅で斉藤さんと合流。

  円良田湖周辺を半周して8:30に陣見山Pに到着。身支度後、登山開始、わずか10分程度で山頂に到着、テレビ埼玉放送局の名称板が有った。だが、山頂周辺には目的物であるキノコ・木の実が見当たらず早々に下山。

9:00間瀬湖方面に向け出発。途中、林道脇に薄紫色の花が盛りと咲いている「ツリフネ草」の群生に出会い、車を下りて観賞する。

また途中、所々で「アケビ」「マタタビ」を発見、これらを収穫し、秋の収穫を満喫した。9:30やや広い道に出ると藤の蔓を発見、藤の実の種が食べられると聞き驚くが、これらもがっちりと収穫した。「サルナシ」も発見し収穫。鈴生りのサルナシもありずっしり重い。道路反対側に大きなアケビが沢山なっている木を発見。落とさないように慎重に収穫した。薄紫になり、色が美しい。また途中、路肩の林内で沢山のキノコを発見・収穫、土産が増えた。タマゴタケは赤くて目立つ。丁度よい収穫時期だった。イグチの仲間のきのこもあった。

上2枚 大きなアキビを収穫

林道脇で鈴なりのサルナシを収穫

城峰山の手前で白いキノコ「アカアザダケ」(可食)の群生を発見、収穫した。ススキが穂を出し、萩の花が咲いている。11:50城峰山Pに車で到着、展望の良い所で昼食にした。

昼食後、収穫物の分配を行った。たくさん採れたアケビやサルナシ、キノコ、フジの実、マタタビ楽しく皆で分けた。

13:20帰路につく。13:50下吉田椋神社北の龍勢発射台の下の方、阿熊川にある「子ノ神の滝」を滝壺の下から見物、ここ数日雨が多かったため水量が多く素晴らしく立派な滝だった。主要道から直ぐでこんなに立派な滝があり、見学をお薦めしたいが、入り口が少し分かりにくい。14:50龍勢会館(道の駅)に立ち寄り後、帰り16:00熊谷に着いた。   

  

上2枚色鮮やかなタマゴタケ(可食)

城峰山山頂近くまで車で行ける

阿熊入口の子の神の滝 水量が多く水しぶきが吹きあがり見事な滝だ

【縦走】雲取山~和名倉山縦走 2020/9/21-23

雲取山~和名倉山縦走

山  域:奥秩父(雲取山2017.1m、和名倉山2036.0m)

アルバム

展望のない和名倉山の山頂

山行形態:無雪期テント泊縦走登山
日  程:2020年9月21日(月)~23日(水)

参 加 者:L新井浩、駒崎、木村
山行記録: 
9/21(月)行動時間9:00
 江南5:00=秩父湖P7:30→三峰神社10:10→白岩小屋14:20→雲取山荘16:30

<天候:晴れ/ガス>

予定通りに江南を5時出発し、二瀬ダムの駐車場に7時着。支度をして、二瀬ダムの堰堤を歩いて渡り、三峰神社への登山道を進む。蒸し暑く、今回の山行では一番汗をかきました。なかなか手ごわい登山道で、2時間40分掛かって三峰神社につく。多くの人でにぎわっている。登山口で計画書をポストに入れ、霧藻ヶ峰に向かう。ボーイスカウトの下見とかで休んでいた人と少し会話する。

二瀬ダムの堰堤を歩く 霧藻ヶ峰休憩舎 

ここから、お清平、前白岩の肩、前白岩山、白岩小屋と順調に進む。ガスが出てきて展望はなし。途中シラヒゲソウが咲いていた。奥秩父にも咲くのですね。ここから長いトラバースをもくもくと歩く。予定よりも30分遅れで雲取山荘テント場につくが、いっぱいで、下の方までテントが張られている。4連休の最中なので、混んでいても不思議はない。小屋近くの傾斜地に何とかテントを張る。思ったよりも斜度がなく、中に入ると快適でした。受付(500円/人)をして、小屋前のテーブルで、歓談、夕食。目の前には水が引かれており、快適。

雲取山荘テント場 雲取山荘前のベンチ

9/22(火)行動時間8:30
 雲取山荘7:00→雲取山7:30→飛龍山11:30→禿岩11:55/13:00→将監小屋15:30

<天候:晴れ/ガス>

小屋前のテーブルで朝食、朝日が昇るのを見てから、テント撤収、出発。予定よりも1時間遅れてしまった。今日の行程は将監小屋までなので、短い行程。歩き始めて直ぐに雲取山の山頂。富士山がよく見えました。雲取山避難小屋の温度計は、8時前で9℃を指していました。

雲取山荘前から日の出を見る 雲取山の山頂 後ろに富士山

これから飛龍山へ向かいます。途中三条の湯への道を分け、北天のタルに到着。刈払いがきれいにされていて快適だったが、笹藪の激しいところありました。この先は、桟道が整備され、快適に進む。飛龍山への近道を登り、山頂到着。苔がきれいなところだ。昼休憩は展望の効く禿岩にてのんびりする。目の前の和名倉山が大きく、唐松尾山、笠取山もすぐ前に見える。甲武信岳、国師岳あたりも目の前だ。ここからは延々と斜面をトラバース気味に登山道が付いている。途中苔むしたところ、笹原、シャクナゲ林を進む。シャクナゲの蕾はほとんどついていない。来年は外れ年だろう。トリカブト、ダイモンジソウが咲いている。やがて将監小屋が眼下に見えて来た。テント場は段々になっており、3張りほど先行者がいる。小屋近くにテントを張る。水場も小屋も前にあり、快適。今シーズンはコロナの影響で小屋は閉まっている。トイレは使えた。

飛龍山から少し先の禿岩にて 将監小屋のテント場

9/23(水)行動時間10:20
 将監小屋4:50→東仙波7:05→和名倉山9:20→造林小屋跡12:15→秩父湖P15:10

<天候:小雨/ガス>

テントをたたく雨音がする。幸いテント撤収時は雨がやんでくれた。雨具を着て、ヘッドランプを点けて歩き出す。テント場の上に向い急登を登るとすぐに将監峠。ここから神の神土に向かい、笹原を歩く。神の神土で白石山(和名倉山)方面に歩を向ける。途端に笹薮だ。まだ薄暗く、ヘッドランプを頼りに足元を照らすが、笹藪が激しく、地面が見えない。谷へ足を滑らせては大変なので、慎重に進む。1時間ほど笹薮と格闘。明るくなり、周りを見渡すと、とても雰囲気が良いところだ。

和名倉山の山頂 苔むしたいい感じの登山道

短く歩きやすくなった笹原を進むと西仙波に着く。岩稜地帯を尾根沿いに進むと、標識のない東仙波に着く。ゲジゲジが一杯いたので、少し進んだところで休憩。この先は、シャクナゲ林(相変わらず蕾は殆どない)、馬酔木林を抜け、苔むした奥秩父らしい登山道になる。川又分岐、二瀬分岐を和名倉方面に進む。二瀬分岐でザックをデポして身軽になって和名倉山へ。カラ松林、ダケカンバ、シラビソと林が変化して、やがて和名倉山の山頂に到着。山頂標識が新しくなっていた。記念写真を撮り、すぐに戻る。二瀬尾根に向かい歩き始めると、苔むしたいい感じのシラビソ林が延々と続く。一面苔に覆われた地面が今まで見たことのないスケールで広がっている。ここは一見の価値があると思いました。途中から進路を西に変え非常に歩きにくい沢を下る。そのあとはトラバース道(森林軌道の跡か)となり、二瀬ダムに急降下。足が痛くなったところで、秩父湖の周遊道路に出て長い吊り橋を渡り、二瀬ダムの堰堤を歩いて、駐車場に着きました。

倒木が非常に多い 長い吊り橋を渡ってゴール

なかなか歩きごたえのある、いいコースでした。

(新井浩 記)

【ハイキング】尾瀬笠ヶ岳 2020/9/12

 山域山名:笠ヶ岳(群馬県)

山行形態:無雪期一般登山

期  日:2020年9月12日(土)

参 加 者:L木村、新井浩、大嶋、黒澤、斉藤、横尾

アルバム

行動記録:戸倉駐車場(7:30/7:50)=鳩待峠(8:15/8:30)→オヤマ沢田代分岐(10:20/10:30)→小笠(11:35)→笠ヶ岳(12:40)→湯の小屋分岐(13:00/13:20)→オヤマ沢田代(15:20/15:30)→鳩待峠(17:05/17:20)=戸倉駐車場

<天候:曇りのち雨>

 例年であれば、この時期の戸倉駐車場は7時過ぎだとかなり混雑しているものだが、今年はコロナウイルスの影響で駐車場にも空きが目立つ。バスに20分ほど揺られて鳩待峠に到着。峠では地元の遭対協(?)の方が検温を行っていた。

 

まずは樹林の中の道を緩やかに登って行く。入山者のほとんどは山ノ鼻経由で至仏山に登る人達で、こちら側からスタートする人はあまりいない。多くの人が歩くコースなので結構えぐれている場所もあるが、概ね歩きやすい道である。夏にはお花畑になっている小湿原を過ぎると傾斜はやや急になり、ここを頑張ると草紅葉の景観になりつつあるオヤマ沢田代の湿原についた。

 

 分岐で小休止の後、笠ヶ岳への道へ。登山口で聞いていた通りぬかるみが酷く、思ったよりペースが上がらない。小笠の辺りまで来ると、これまで何とか持ちこたえていた天気も崩れて雨模様になってきた。湯の小屋と山頂への分岐に着き、風も有り山頂では落ち着いて休めないだろうという事で、空身で山頂を往復する。山頂への道はかなりガレており、スリップや落石に注意を要した。山頂は当然ガスで展望なし。晴れていれば360°の眺望らしいのだが。証拠写真だけ撮って分岐に戻り、昼食休憩をとった。

 

 後は往路を戻るのみ。雨だと復路も何だか長く感じる。予定より時間はかかっているが、最終バスまでには問題なく着くと思われるので、濡れた木道やぬかるみにも慌てずに歩みを進めて、無事最終バス10分前に鳩待峠に到着した。

雨の中の山行となってしまったが、水平距離のあるコースなのでトレーニングにはなった山行だった。次回は湯の小屋まで縦走するコースでチャレンジしてみたい。(木村記)

 

【ハイキング】仙人ヶ岳(個人山行)

雪とアカヤシオの仙人ヶ岳

   白葉峠から猪子峠を縦走

仙人ヶ岳山頂山域:栃木県足利市 仙人ヶ岳663m
目的:春一番のアカヤシオを楽しむ
行程:猪子トンネル東口8:45(1台デポ)=白葉峠9:00→高萩山9:30➝一色、白葉峠、仙人ヶ岳分岐10:40/10:50➝荒倉山11:25/11:35➝白葉峠、前仙人ヶ岳、仙人ヶ岳分岐11:50➝仙人ヶ岳山頂12:20/13:05→熊の分岐13:30➝犬帰り14:26/14:44➝猪子山15:17➝猪子峠16:10→トンネル東口16:25
参加者:高橋仁、萩原、金井、福井

白葉峠からの稜線の無名峰白葉峠の南のヤシオ山は関東で最初にアカヤシオが花ひらく山だが、すでに満開を過ぎたようなので、少し早早いかも知れないが、仙人ヶ岳のアカヤシオを目指そう。

前日に季節外れの降雪があり、足元が滑り、500mを超えると雪が残っている。まあ、雪見のアカヤシオというのも悪くないか。

アカヤシオ一色、白葉峠分岐あたりまで来ると6年前の山火事(*仙人ヶ岳の山火事)で見わたす限り丸裸になった山肌が広がっている。空はどんよりと雲が立ち込めているが、荒倉山、仙人ヶ岳への稜線が見通せる。

山火事の後の山肌

荒倉山を目指す荒倉山を過ぎると岩稜の東斜面にポツリポツリとアカヤシオが花を咲かせている。今年初めてのお目見えだ。芽吹き前の枝に淡いピンクの大きな花が華やかに咲き誇る様は、何度見てもいい。

山頂が間近に予定より遅れて到着した山頂は、雪が5センチくらい残っている。湯を沸かし、コーヒーやカップ麺で昼食休み。群馬からの女性二人が、不動沢から登ってきた。帰りは猪子峠に下るという。

赤雪山への分岐赤雪岳への分岐を左に分け、熊の分岐、宗の岳、犬帰り、猪子山と痩せた岩稜を通過して猪子峠に下る。左下に満開の桜に縁どられた松田ダムがずっと見え隠れしている。まだ少ないがアカヤシオもぽつぽつと咲いている。3年前に岩切登山口から仙人岳、赤雪山を往復して猪子峠に歩いたときは、稜線のアカヤシオのトンネルと山腹の山桜のコラボを堪能できたが、今回は少し早かった様だ。

犬帰りの岩場有名、無名のピークが連続して果てしないアップダウンのコースをたっぷりと歩いて、予定より1時間遅れで駐車場に付いた。@仁

(*仙人ヶ岳の山火事)2014年4月15日23時頃発生した森林火災は22日の18時鎮火するまで一週間近く燃え続け、黒川ダム上流から仙人ヶ岳山頂近くまで焼き尽くした。渡良瀬川の水をヘリで運んで消火活動をしたと云う)

【ハイキング】古賀志山陽だまりハイク

古賀志山から日光連山の大展望

2020.03.11宇都宮の古賀志山、赤川ダムから北コース~古賀志山~御岳山~南コースを周回し、多気不動尊、大谷石採掘跡を巡る

  山域山名:栃木県古賀志山(582.3m)
期  日:2020年3月11日(火)
参 加 者:Ⅼ高橋仁、新井勇、須藤、豊島
行動記録:
熊谷駅南口6:00=羽生IC=宇都宮IC=赤川ダムP7:30/7:40➝富士見峠8:45/8:55→古賀志山展望台9:10/9:40➝山頂9:45➝御岳山(昼食)10:15/11:15→赤川ダムP12:15/12:30=多気不動尊12:40/13:15=大谷石資料館13:25/13:55=宇都宮IC=熊谷駅15:25
 東陵の展望所

古賀志山は宇都宮市の中心から北西10数キロ、多くの登山コースがあり、市民にも半日で行って来られる山と親しまれている。登山口にある人造湖の赤川湖(標高210m)の周囲は市の森林公園として整備され、百台以上置ける駐車場もある。
好天に恵まれ、当初予定より少し短い、北コース(沢沿いに登るメインルート)へと元気に歩き始めた。登山道は手入れされたヒノキや杉の樹林の中を行き、少し急になってくるとまもなく富士見峠。すぐ上の小さなコブに登り最初の展望を楽しみ、次いで山頂の少し手前の分岐から、少し東の展望台による。

南コースを下る

山頂は樹林で展望が無いので、此処でコーヒーを入れて、じっくりと時間をとる。良く晴れて広大な関東平野と、取り巻く山々が広がり富士山もくっきり。北側は落葉樹の枝越しに男体山や女峰さんなどが何とか見える程度だった。次は三角点のある山頂だが、ここは長居せず少し西のピーク御岳山へ向かう。
地図に印された御岳神社は無く、小ぶりの土台のみだった。御岳山頂へはハシゴ、クサリなど付いた岩場の登りなので、邪魔になりそうなストックをまとめて手前に置いて頂上へのぼる。小さな祠があるが、何と言っても眼前の日光連山の大展望の目を奪われる。写真入りの大きな看板もあり、山座同定にたっぷり時間を費やす。後から数組の登山者が到着して、会話を交わしたが、「ストックの放置は不用心かも」との指摘も受けた。時間は早いがここでお茶を涌かして昼食とする。

多気不動尊

下山は南コースをたどって低山の軽い山歩きながら、大満足を胸に12時過ぎには登山口の駐車場へ到着。計画書では午後に近くの多気山(377m)にも登る案があったが、麓の多気不動尊に寄るだけとし、さらに近くの大谷石採掘場を見に行くことに。よく話題になる大谷石採掘だが私を含め3人が初めてだった。ゆとりのある山行で、このようなプラスαの見聞を入れるのもいいものだと思いながら、この日の行動を終えて岐路に着いた。       新井勇

大谷石採掘抗跡

【スノーハイク】湯元温泉から刈込湖へ

刈込湖・吹雪のスノーハイク 

山  域:日光、刈込湖(小峠1672m)(栃木県)
期  日:2020年02月23(日)
参加者:(5名)
Ⅼ 高橋(仁)、須藤、齊藤、三島、相澤(記)
熊谷駅南口6:00=足尾道路=日光湯元温泉駐車場8:45/9:10→源泉地→金精道路→蓼ノ湖10:10➝小峠11:00/10→刈込湖11:50/12:40➝小峠13:40→蓼ノ湖14:20➝金精道路➝源泉地➝駐車場14:50/15:10=熊谷18:00
天候 雪
 鈍色に染まった中禅寺湖が見えてきた。雪がパラパラと舞い、路肩は白くなっている。更に戦場ヶ原に進むと路面は真っ白。湯元温泉駐車場に着く。外は横殴りで吹雪いている。その中で支度をするが、寒さで思うように捗らない。登山口に向けて足を進めているとどこからともなく硫黄の匂いが漂ってくる。木枠で囲まれた箇所がいくつか点在しているのが目に入る。源泉地に着いたようだ。覗いて見ると木枠周辺に緑に輝くものが。まるで苔がはびこっている様。温泉の成分が酸化してできたのであろう。

 登山口から金精道路への登りはダケカンバ、ミズナラ、カラマツ等の枯れ木に囲まれ閑散とし寒々しい。雪を踏み締める足音とストックの刺す音が、遠くの方で吹雪く風の音が耳に入りいっそう身を凍えさせる。しかし金精道路に入る頃になると、体が汗ばんでくる。ここで休憩を取り、上衣を調節しアイゼンを装着する。


 蓼ノ湖(たでのうみ)の水面は凍らず、水をたたえていた。雪を被った木々に囲まれ静寂。湖畔沿いを歩む。夏場の湖畔は藪となり、踏み込めないとのこと。勾配が急になると6本爪のアイゼンではきつく、10本爪が欲しい。

 小峠に到着。ここから先は案内目印のリボンがなくなり戸惑う。一面、雪で覆われ、道はなく進行に苦労する。積雪も深くなりズボッズボッと足を取られる。高橋リーダーが地図を読み、地形を見ながら谷を選んで進む。薄日が時々木々の間から漏れ、安堵するが、束の間、たちまち雲が覆い吹雪いてくる。


 そろそろ着く頃ではないかと歩んでいると、目の前に白銀の世界が広がる。刈込湖に到着。ここでも天候は変わらず、横殴りに吹雪いている。湖は一面凍っている。木々に囲まれているものも湖面が広いので吹き上げる風が身にしみる。木陰に入り、昼食をとるが、体が冷えてくる。ジッとしてはいられず、ワカンを着けて氷上を散策し、体を温める。湖畔にテントが一基、到着した時に出会ったパーティが、テントの中で昼食を摂っているのであろう。相変わらず横殴りの吹雪はおさまりそうもない。この寒さでは長居は無用と帰り支度を始める。


 帰路は往路のトレースを目星に進むがかなり消され、新しいトレースを頼りに進む。少し不安になるが、やがて往路と交わり小峠に無事に到着する。これから先は目印のリボンを頼りに進めるのでひと安心。ワカンからアイゼンに変えて、快調な足取りで降る。凍えた手先が暖まり、しびれる様な痛さを感じる。蓼ノ湖のほとりを歩み、金精道路に入る。ここでアイゼンを外し、駐車場へ。帰り支度を済ませ車に乗り込む。車中の暖かさに、ひと息つく。

 今回の山行は雪を経験することが第一義であったので、天候に恵まれなかったことがむしろ良い経験となった。手袋を外さず着けて作業することや雪で覆われ道なき所を進むことの難しさを痛切に感じた。リーダーは大変。お疲れ様でした。(相澤記)

【積雪期ハイキング】雲竜渓谷 氷柱・氷瀑ウォッチング

雲竜渓谷 氷柱・氷瀑ウォッチング

山  域:日光、雲竜渓谷(栃木県)
期  日:2020年2月2日(日)
参加者 :L高橋(仁)駒崎、斉藤、横尾
行動記録:熊谷駅南口5:30=足尾道路=駐車場7:45/8:10→ゲート8:25/8:35→稲荷川左岸➝日向砂防ダム9:10/9:25→(林道)→洞門岩入口10:05→(河原を行く)→林道終点広場10:45/11:05→雲竜瀑11:50/12:30→林道終点13:05→林道を下る→洞門岩13:40→稲荷川展望台14:05/14:10→駐車場15:05/15:25=熊谷18:15

 今年の雲竜氷瀑は暖冬の影響で例年に比べて見劣りすると言われていたが、初めて見た私にとって、氷柱の回廊と巨大な氷瀑の迫力に圧倒された楽しいトレッキングであった。
 熊谷駅から日光まで約2時間、足尾道路を使うと意外に近い。「神橋」脇から稲荷川沿いの林道を進むと、すれ違ったタクシーの運転手から「ゲート前の駐車場は満杯だから、手前の駐車スペースに止めた方が良い」との情報があり、約1km手前の駐車場に車を停め、装備を整えて出発。15分程歩いてゲートに到着し登山届をポストに投函。晴天でこの時期としては暖かく、少し歩いただけで暑いのでアウターを脱いだ。


 ゲートをくぐり林道から橋を渡って対岸に向かう。上流方向には雪を被った女峰山、下流方向には開けた谷の遥か先に筑波山が見える。左岸の歩道を進み30分ほどで日向砂防ダム上の河原に到着。小休止の後、右岸の林道に向かうため川を渡渉する。水が冷たそうなので落ちないように川底にストックをついて体を支え、一歩一歩慎重に石の上に足を置いて進んだが、あと一歩のところで足を滑らせ片足を突っ込んでしまった。リーダーの指示通りオーバーズボンにスパッツを履いていたので中まで水が入らず助かった。岸に上がって林道を少し進むと全面雪に覆われていたが、傾斜が緩くアイゼン無しでも快調に歩けた。洞門岩入口から再び河原に出て巨大な砂防堰を過ぎた先で高巻き。雲竜渓谷に近づくにつれ雪が深くなり渡渉も注意が必要だ。出発から約3時間で雲竜渓谷の入り口である林道終点広場に到着した。多数のパーティーやツアー客とおぼしき団体もいて中々の賑わいだった。各自行動食を摂りアイゼンを装着して、いざ雲竜渓谷へ。

 


 雲竜渓谷はU字に削られた回廊になっている。雪を被った岩の上を慎重に進み何度か渓流を渡渉。足元を見ると岩に掛かった水の飛沫が凍り面白い造形を作っている。「友知らず」と呼ばれる場所に差し掛かると、回廊の両岸に氷柱のカーテンがかかった状態になっている。例年ならこのカーテンがビシッと続いているのだろうが、今回は途切れ途切れだったのが少し残念。それでも高さ10mを超える大きな氷柱には、皆近づいて氷柱の下に潜り込んだりして写真を撮っていた。暖かさのためか所々でバサッ、バサッと氷柱が崩落しており、ヘルメットは被っていたが直撃したらただでは済まないだろう。崩落した氷柱を拾って持ち上げると意外な軽さに驚いた。

 


 さらに進むと大きな岩の間から勢いよく水が流れてくる場所が雲竜瀑との出合で、びっしり氷柱が成長している。その先に氷瀑の上部が見える。ここから雪の斜面を高巻きして雲竜氷瀑へ向かう。斜面をトラバースして行くと雪で覆われた滝壺広場が見え、大きな末広がりの氷の柱が聳えている。氷柱の高さは最下段だけでも30mくらいあるだろうか。周りの岸壁の氷柱のカーテンが舞台中央の巨大な氷瀑を囲んでいるように見える。その更に上の段にも太い氷柱が見え最上部までは100m程度あるらしい。太陽の光を浴びた氷柱は陰になった部分が青っぽく見えるブルーアイスになっていた。例年に比べて小さいとはいえ自然の造形は十分に迫力があり美しい。皆思い思いに歩き回って氷柱を眺めたり写真を撮ったりして時間を過ごした。昼食後氷瀑をあとに、氷柱の回廊を何度も振り返りながら渓谷を下って行った。

 

 


 雲竜渓谷自体は2時間程度の滞在であったが、雪の渓流トレッキングと氷瀑ウォッチングは、同じ渓流でも夏の沢登りとは違った面白さがあり、冬の楽しみを知ることができた。(横尾記)

 

【ハイキング】霧積・氷柱&神成山

霧積氷柱&神成山報告

山域・山名:1、霧積氷柱見学 2、富岡市神成山ハイキング

期   日:2020年2月3日(月)晴

参 加 者:L橋本義彦 大嶋博 並木利夫 栗原幸子 軽石昭夫 高橋武子 豊島千恵子

行動記録 :熊谷駅南口7:00=上信道、松井田妙義ic=霧積温泉P9:10/9:20―氷柱見学―温泉P9:50=富岡市宮崎公園P11:50-神成山竜王ピーク11:35-第3のピーク(昼休憩)11:45/12:25-吾妻山13:00/13:05-大サボテンの家分岐13:25-トイレ13:30/13:40-姫街道―宮崎公園P14:30=関越道寄居paで精算のあと解散15:30=熊谷駅南口着16:05

 先に氷柱見学を予定して一路霧積温泉駐車場を目指した。一週間前の雪が路肩に残り所どころがアイスバーンになっている。慎重に抜け駐車場に着いた。日陰の所は雪があるが踏み跡は多い。歩き始めて間もなく左側日の当たらない急な斜面に大きな氷柱が見られる。

 その先の沢を徒渉した奥にはやや大きな氷柱がみられるも、期待したほどではなくやはり暖冬のせいだろうという話に落ちついた。そして次に予定の神成山への移動となった。

 ここは富岡市の宮崎公園が起点となる。数年前、春にオキナグサの開花時に来ておりかすかに記憶がある。富岡西中の裏をハイキングコースが通っている。前半のこの辺りはゆるやかな稜線漫歩といった趣だが、平らな本丸跡を過ぎると一転急な登りになり、大きな展望を得られる連山の最高峰は神成山頂であり、竜王ピークの別名がある。南に稲含山が大きく奥に東と西の御荷鉾山、右の方に小沢岳や桧沢岳、西には妙義が近く北には、榛名山、浅間隠に鼻曲山その向こうに真っ白に見える連なりは志賀高原の山並みだろうか。

 次のピークは標識に9-3と記してある。ここで昼食休憩とした。好天なのに他にハイカ―の姿が見えないのでのびのびできる。九連峰と記されているということは、あと6ピークあるのか?と、思いながらアップダウンを繰り返して行くとなるほど、九つ目前の鞍部に出たときにオキナグサの自生地があったことを思い出した。今はロープで囲いがしてある、その横を一時急登すると最後のピークの吾妻山である。ここは上信道が眼下に見え、大きくカーブしている所で下仁田インターが左に望める。

 一休み後、下ったところに新堀神社があり、そこから間もなく一般道路が見え、大サボテンの家の分岐と分かる。以前通った時、こんな大サボテンなのに気づかなかったのは、左折するのに家が右にあって視線が左の方に向いていたからに違いない。ここは姫街道といわれる旧道でいかにも里山の雰囲気がある。途中、大賀蓮の苗を分根した「古代蓮の里」というお休み処があったり、各家の軒先や垣根の樹や花々が季節の変化や彩を感じさせてくれたり稜線漫歩と相まって「日本一美しいハイキングコース」と書かれた看板が随所に見られることは、地元の人がいかに大事に手入れをされているのかと思いをはせることが出来る。まさに看板通りのコースで楽しい歩きを堪能することが出来ました。

 帰路は寄居PAで精算の後解散し、それぞれ家路についた。(軽石記)

【積雪山行】赤城・黒檜山から駒ケ岳

新雪の黒檜山から駒ケ岳周回

2020年1月6日(月)

参加者:高橋仁(単独)

熊谷8:00=駒ヶ岳登山口P9:50→黒檜山登山口10:20→黒檜山11:45/12:15→駒ヶ岳13:00→駒ヶ岳登山口P13:40=あいのやまの湯14:50/15:30=熊谷16:40

赤城道路は姫百合駐車場あたりから、昨日の雪が圧接されてアイスバーンになっている。車は数台しか無い大洞駐車場で準備して黒檜登山口まで歩く。アイゼンを着けて先行者のトレースを追って登る。

猫岩や富士山展望所から、地蔵岳や富士山が見える。大沼は全面結氷していないが、昨日の雪がかなり湖面を覆っている。天気は好いが山上は低い雲がかかっているので眺望はどうかな?
何人か抜いて稜線に出る。黒檜山頂はすぐ先だ。数人が昼食をとっているので、先のビューポイントまで行ってみる。やはり展望はイマイチだ。風は強烈で、ゆっくりする気にもなれない。祠の陰で風を避けて、カップ麺、ワッフル、コーヒーの昼食をとって駒ケ岳へ向かう。


駒へのトレースは薄く、強烈に吹き付ける西風でかき消されているところもある。積雪は深いところで60cm。樹林の樹氷がきれいだ。駒ケ岳山頂では、誰かの作った雪だるまが迎えてくれた。


分岐から鉄階段を駐車場へ下る。雪で埋もれた階段は、後向きで手すりを掴み、アイゼンを効かせて下る。

駐車場は、黒檜山のみ往復の人はすでに帰って、ガランとしている。時間もあるので、あいのやまの湯につかって帰ろう。(高橋仁)

【ハイキング】嵩山、岩櫃山

【個人山行】

山  域: 嵩山789m、岩櫃山803m(群馬県中之条町、吾妻町)

アルバム

岩櫃山

日  程: 2019年12月21日(土)
行動記録: 江南5:30=道の駅霊山たけやま7:15/7:45→表登山道→嵩山8:45→東登山道→道の駅9:50=岩櫃山古谷登山口10:30/10:40→尾根通り→岩櫃山11:45/13:10→赤岩通り→登山口14:00
参 加 者:L 駒崎、新井浩

 

今日は二つの岩山に登る計画。
最初に中之条町にある嵩山(たけやま)。道の駅霊山たけやまに車を停める。一番乗りだ。準備をして標識に従い登山道に入る。樹林帯の落ち葉の積もった登山道をジグザグに登っていく。振り返ると中之条の街の上に榛名山がかすんでいる。やがて広場がありその先の岩場を登ると小天狗。眺めがすごくいい。ここは東西に長い嵩山の西端で全山が見渡せる。

嵩山 

稜線を中天狗を過ぎ大天狗に向かう。大天狗の手前には岩場があり鎖がたらされている。長い鎖を登った先が山頂だ。標高789m。ふもとの道の駅が549mなので、標高差240mだ。岩場を戻り、東登山道に下る。途中岩壁があり、大きな穴があいているようなので見に行く。弥勒穴の標識あり。鎖を伝って見に行く。その後下山。時間にして約2時間。道の駅の別棟で蕎麦屋があるが開店が11時からなのでパスして岩櫃山へ向かうことに。
車移動で約40分で岩櫃山(いわびつやま)の古谷登山口の駐車場に着く。「岩櫃」ののぼり旗が何本も立っている。目の前に岩櫃山の岩峰がそびえていて迫力がある。民家の間を通り岩密登山口へ進む。

岩櫃山古谷登山口 

登山口からは直ぐに谷の急登が始まる。両側には岩壁があり落ち葉の積もった谷筋を登る。鎖もあり一汗かくと尾根の鞍部に到着。標識に従い山頂方面へ進むと、戸隠山のありの門渡りを小さくした感じの天狗の架け橋があり、う回路を通って上部に出る。天狗の架け橋を渡ろうと思ったが怖いので見るだけにする。岩の穴を通過し、鎖場をいくつかこなすと、岩櫃山頂上だ。

天狗の架け橋 

遮るもののない岩峰なので、非常に眺めがいいところだ。狭い山頂なので、隣の岩峰に行き、昼休憩とする。風もなく暖かいので、1時間以上もまったりしてしまった。

岩櫃山 

山頂から東に向かい、鎖場やはしごを下りて赤岩通りを下る。ここも落ち葉が積もっ登山道を下りるとやがて林道にぶつかる。民家の間を歩き、古谷登山口に到着。この岩櫃山も歩いている時間は約2時間のお手軽コースでした。

(新井浩 記)

 

【ハイキング】大室山、加入道山

【個人山行】

山域: 大室山1587m、加入道山1418m(神奈川県)

アルバム

日  程: 2019年12月15日(日)
行動記録: 東松山4:30=西丹沢ビジターセンター6:50/7:15→用木沢出合7:45→犬越路9:25→大室山11:00/12:25→加入道山13:25→白石峠13:50→林道終点15:20→用木沢出合15:30→ビジターセンター15:55
参 加 者:L 駒崎、新井浩

 

事前情報では、用木沢出合から犬越路の沢沿いの道が、この夏(9月)の台風の影響で荒れているとのことでした。通れないことはないとの事だったので、出かけてきました。
西丹沢ビジターセンターの駐車場には数台の車がある。檜洞丸や畦ヶ丸へ登る人もいるだろうから、大室山へは少ないだろうなと思いながら出発。川沿いのキャンプ場にはかなりのキャンパーが見られる。冬のキャンプは虫がいなくていいからだとか。寒い冬に寒い思いをしなくてもいいのにと思うが、我々も同じかと苦笑い。舗装された林道を進むと通行止めのバリケード。端を通って進むと、橋の真ん中に大きな穴が開いていた。土台が流されて開いたらしい。キャンプ場のあたりは荒れてなかったのに、やはり大水が出たらしい。少し先の用木沢出合には、犬越路方面は危険個所あり、「難易度は通常よりも増しています」の張り紙あり。事前情報と同じなので、犬越路方面に進む。河原を歩き、何回も徒渉するが、ことごとく桟橋は流されており、飛び石で渡る。斜面は崩れており、ロープが張ってあったりするが、特に危険な箇所はなく通過出来ました。山に慣れていないハイカーはやめたほうが無難です。

 

犬越路まで上がってしまえば、いつも通りの尾根道で全く問題ありませんでした。陽が差してきて暖かな尾根道を登ると、左手にきれいな富士山が出てきました。バックがくもり空なので富士山が映えませんがまずは良しとします。愛鷹山や太平洋などが逆光ですが確認できました。大室山の尾根に出て、展望のない山頂で記念写真を撮ってから、少し戻って真正面に富士山が見えるところで昼休憩。

 

最高のロケーション。南アルプスの白峰三山、荒川三山も真っ白く見えました。暖かな日だったので、超のんびりした後に、加入道山へ向かいます。落ち葉の積もった尾根道は快適。直ぐに加入道山の山頂。脇に避難小屋がありました。

 

白石峠からは急降下。急な斜面は落ち葉が積もっていると歩きにくい。白石の滝は見事な滝だが、樹林の間にしか見えないのが残念。沢沿いを歩くようになるのだが、登りと同じく桟橋はほとんど流されていました。危険な箇所はないが、荒れていました。ニホンカモシカに出会い、近づくと急斜面を駆け登って行きました。やがて林道に出て、用木沢出合に戻り、周回してきたことになります。キャンプ場を見ながら西丹沢ビジターセンターに戻りました。帰り道沿いの中川温泉ぶなの湯に立ち寄り、帰路につきました。
(新井浩 記)

 

【ハイキング】城峯山

第24回定期総会 & 総会ハイキング

アルバム

総会風景

 

夕食、部屋の様子

 

総会ハイキング

山域山名:城峯山

期日:2019年12月8日(日)

参加者:L新井(浩)、新井(勇)、軽石、高橋(武)、相澤、高橋(仁)、橋本、豊島、浅見、駒崎、花森、木村、谷口、山口、黒澤、石川、斎藤、三島(18名)

行動記録:

石間交流学習館P(9:30)→男衾登山口(10:00)→城峯山(11:45/12:45)→男衾登山口(13:50)→石間交流学習館P(14:30) 

 

 12月にしては暖かく、天気は快晴、記念ハイクにふさわしい天気。ホテルを出て出発地点の石間交流学習館駐車場に分乗して到着。本日は参加者全員で同じコースを登るということで総勢18人の大パーティでの登山。駐車場からしばらくは車道を登って行く。車道は石間川沿いで、川底や河原の岩はこの地域の地層の特徴を表し真っ白な石灰石でできている場所がある。20分ほど歩くと金属製の大鳥居をくぐる。まだ真新しく15年ほど前に寄贈されたものでなんと2000万円とのこと。

 

少し歩くと民家の脇から入って未舗装の登山道となる。登山道は高い杉林に囲まれた暗い道である。しかし頂上に近づくにつれて明るさが増してくる。1時間ほど歩くと山頂下に建つ城峯神社参道入口に出る。道の両側に杉の巨木が並ぶ参道を登って行くと能舞台もある立派な神社に着く。さらにそこから少し登ると城峯山頂に到着する。山頂には電波塔も兼ねた展望台がそびえたち、一等三角点もある。

 

展望台からは武甲山、甲武信岳、両神山、御荷鉾山といった山々が見ることができた。一等三角点は埼玉には11あり、山頂には5つある。そのうちの1つがここ城峯山山頂にある。一等三角点は地図を作るうえで必要な間隔を置いて定められたものと思うが、それが山頂にあるとなんだかその山に特別感がプラスされるような気がする。

 

時間があるのでたっぷり休憩を取る。穏やかな天気のためくつろぐことができる。ここには近くまで車道が来ているので簡単に来ることができるのでたくさんの人が訪れていた。休憩後下山。途中で小休止を挟みつつ2時半ごろに駐車場に着いた。楽しい雰囲気の中ゆっくりと歩くことができ、2019年度の総会を締めくくるのにふさわしい記念登山になった。

(三島 記)

  

【ハイキング】妙義山

妙義山

山  域:妙義山(群馬県) 

日  程:2019年11月13日(水)
参  加  者:L橋本,黒澤

行動記録:<晴>川本道の駅06:45=花園IC=松井田妙義IC=妙義山神社P07:45/08:00→表妙義自然探勝路(中間道)第一見晴0830→第二見晴09:00/09:15→東屋10:10/10:20→大砲岩11:35/12:10→第四石門12:20→石門入口12:50→(車道、一本杉経由)→妙義山神社P13:55=もみじの湯入浴14:05/15:10=往路と同じ=川本道の駅16:10

 花園ICから1時間弱で妙義山神社前の駐車場に到着。有料1日100円。私達の車を最後に駐車場は満杯。駐車場すぐ前の急な石段を登って妙義山神社。登山の安全を祈願し神社を横に抜け中間道へ。大ノ字登山路の分岐をちょっと過ぎたところで第一見晴に到着。写真撮影などしばしの休憩。ここから30分ほどで第二見晴。ここは登山路から突き出ていて展望良く、見上げれば妙義山の切り立った峰々がよく見えた。ここを過ぎて15分ほどで天狗岳登り口のタルワキ沢出合。タルワキ沢出合から40分ほどで東屋に到着。妙義山神社からここまでの中間道は緩やかな登り下りで歩きやすく里山を歩いている。だが上を見上げれば覆いかぶさるような巨大な岩肌でそれに圧倒された。東屋を出てちょっと下ったところから急な登りの鉄梯子の連続。梯子が何本あったかは数えなっかたが結構ありました。ここからはまさに妙義山らしい険しい道になってきた。1時間ほどで大砲岩の登り口に。最後のクサリ場をよじ登って大砲岩の脇に到着。眺めの良い平らな岩場で昼食休憩。鎖などつかまるものがない岩場では足に自信が持てず必要以上に怖がってしまい足元がおぼつかなくなってしまう、そんな私のためすぐ目の前の大砲岩は眺めただけで登りませんでした。大砲岩を出て10分ほど下った所で第四石門。ここの広場には観光客の人たちがだいぶ登ってきていた。ここからは石門入口に向かって下り道。ちょっと降りたところで小ちゃな第三石門。続いての第二石門はカニのたてばいという岩場の登り下りで岩と岩の間が狭く抜けるのが大変でした。このあとカニのよこばいというクサリが張られた崖っぷちの道を過ぎて5分ほど下って第一石門。さらに5分ほど下って石門入口で車道へ。15分ほど車道を歩いて一本杉。ここから石が敷かれた古い神社参道を30分ほど歩き、再度車道に出て25分ほど歩いたところで神社前の駐車場に到着。登山道は台風での荒れは特にありませんでした。神社すぐ近くの日帰り温泉「もみじの湯」で汗を流し帰路につきました。(黒澤 記)

【ハイキング】日光・鳴虫山

秋の日光 鳴虫山ハイキング
場所:栃木県日光市 鳴虫山 

期日:2019年10月30日(水)

参加者:L高橋仁 軽石 高橋武 黒沢 橋本 駒崎(6人)

行動記録:熊谷5:30=足尾道路=日光総合会館8:15―登山口8:40―神ノ主山(842m)9:40/9:45―休憩11:05/11:10―頂上(1103.5m昼食)11:20/12:00―合峰(1084m)12:25―休憩12:50/13:00―独峰(925m)13:20―憾満ガ淵14:10―総合会館14:45/14:50=熊谷18:00

 曇り時々晴れ。所どころスギやヒノキの植林が混じるがほとんど明るい広葉樹の中を登る。路には浮きだした根が多く足を取られないように登る。今年はいつまでも暑かったので紅葉が遅れており、ここでも紅葉の盛りとはいかなかった。また台風のためか葉先の茶色くなってしまったものも多い。それでも薄い緑の中にアカヤシオやカエデの紅葉がちらほら交じる。


 ミズナラ、イヌブナは黄葉し、コシアブラは透けるような薄緑になっている。コシアブラに似て葉が3小葉のタカノツメの大きな木を久しぶりで見た。頂上からの展望は雲が多くて効かず、間近にあるはずの男体山、女峰山も頭を隠していた。裾野や町が陽を受けたところだけ明るい黄緑となりパッチワークのように見える。

  下りは急な道を一気に下る。昨日の雨で道は湿っており、慎重に慎重に下る。合峰への道すがらツツジのトンネルとなる。花の時はさぞかしきれいだろう思う。下りきって小さな発電所を過ぎ有料道路の下をくぐると、大谷川の急流が岩を噛む憾満ガ淵に出た。水量が多くて圧巻!岩を砕くかのようにほとばしる水が、泡を含んでか白みを帯びた水色をし、滔々と流れ、しばし眺める。
  道の反対側に沿って並ぶお地蔵さまは赤い頭巾をかぶり苔むして風情がある。たくさん並んでおり何体あるか数えるとそのたびに違うとかで化け地蔵と呼ばれているとか。ここら辺まで来ると観光客もちらほら、外国人も混じる。公園風となっている道を駐車場へ戻りました。楽しい山旅でした。有難うございました。            (高橋武 記) 

【ハイキング】大野峠から金昌寺へ

落ち葉ふみしめ日だまり山行 大野峠から金昌寺へ


山域:大野峠・丸山(埼玉県横瀬町)

山行形態:ハイキング

期日:2019年11月16日(土)

行程:道の駅川本集合6:45=金昌寺(黒沢車をデポする)=赤谷(355m)8:05/8:20→大野峠(355m)10:25/10:40→パラグライダー広場(896m)→丸山(960m)昼食11:20/12:40→県民の森→840m地点休憩13:55→金昌寺(230m)16:05=黒沢車で=赤谷登山口16:30=川本18:00

参加者:CL高橋仁 SL木村 瀧澤、駒崎、黒沢  


 川本の道の駅集合、金昌寺前の郵便局で黒沢さんを拾って、横瀬村赤谷集落の旧道脇に到着したのが8時05分。ここで靴を履き替えて木村さんをトップ、歩き始めた。最初は村の中のコンクリートの急坂、村をはずれると山道に入った。しかし所々に古い石垣が組まれ、昔は人家が有ったような斜面が続く。周囲は植林された杉、檜の暗い林。小さい沢が出てくるが、10月12日の台風19号の大雨で谷筋が荒れている。当時秩父地方には「大雨特別警報」が出ていたから、このあたりも相当降ったはずだ。倒木は少ないが、古い伐採木が押し流され、沢筋は岩盤が露出している。大野峠まで2時間20分かかった。   

 丸山では、昼食後展望台に上って周囲を眺めて、山名の同定をした。すっきりした秋晴れで山もよく見えた。登山客もずいぶん多い。

 ゆっくり休んでから、下り始めたのは予定よりかなり遅かった。下りは960mから金昌寺230mまでだから標高差も大きいし、5,2kmと距離も長かったが、路はしっかりしていた。3時間半、落ち葉の路をカサコソ、カサコソ踏みしめながら、延々と下る。最後は金昌寺のお墓の一番上のところに出た。 金昌寺も久しぶりだったが、有名な女神像にお詣りして、駐車しておいた黒沢さんの車に乗って、赤谷登山口に戻った。何とか明るいうちに戻れた。(瀧澤)